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スピーチにおける『抜け感』を考える [講師のひとり言]

本日もご訪問頂きありがとうございます。

大阪話し方&コミュニケーションスクールの大廻です。


当スクールでは、毎回受講生の皆さんにスピーチをして頂きます。

ただし、その中に流暢な話し方や饒舌さはさほど求めておりません。

求めているのは、ご自身の正直な思いであったり、聴き手に伝えようとする誠実な思いです。


来られている受講生さんの中には、たどたどしくても

思いを一生懸命伝えようとする方もいらっしゃいますし、

かと思えば一見上手そうに聞こえるのに、

何故か心に響かないスピーチをされる方もいらっしゃいます。

上手に話そうとする意識が強すぎて、余裕がなく必死すぎて

聴いてるほうが疲れるパターンもあります。


最近のファッション用語で目にする「抜け感」をご存知でしょうか?

完璧ではないが、どこか隙があるファッション。それがかえって自然でおしゃれに見える。

021.JPG
隙だらけの寝姿ですいません[ふらふら]

実はスピーチにおいても、この「抜け感」が必要だと私は思ってます。

普段の生活の中で、ふと感じた事をありのままに自然体で話す人のスピーチは

とても心地よく思わず笑みがこぼれて、幸せな気分になるのです。

たとえそれが流暢なスピーチでなくても、聴き手の心に必ず届きます。


このような方の特徴は、ズバリ心に余裕のある人!

そして、人と自分を決して比べることなく自分に自信のある方。

人間関係においても雑に人と接することなく、それでいて人との距離感を

バランス良く取れる人。


話し方やスピーチは、テクニックだけで上手くなろうとするには限界があります。

結局のところ、求められるのは『人間力』そのものなのではないでしょうか。



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